第33回ASEAN首脳会議（シンガポール2018年）

2018年11月11日から15日にかけて、ASEANは第33回首脳会議および関連首脳会議を開催し、南アジア諸国の経済、政治、安全保障、社会文化の発展について議論しました。コングレス・レンタルは、2018年3月に開催された前回のASEAN特別首脳会議の成功を受け、今回の首脳会議の支援機関として選出されました。会議には、シンガポール、中国、日本、韓国、米国、カナダ、オーストラリア、フィリピン、インドの首脳と代表者が参加しました。議長はシンガポールのリー・シェンロン首相が務めました。

コングレスレンタルは、同時通訳機器、会議用マイク、HDドームカメラによる360度ビジョンをシンガポールのサンテック・コンベンションセンター内の複数の部屋に設置しました。5日間にわたり、4つの部屋で準備会議、上級レベル会議、サミット、朝食・夕食付きサミット、プレゼンテーション、ランチリトリートなど、複数の会議やサミットが同時開催されました。

サミット

サミット会場は正方形または長方形のレイアウトで、2台のHDドームカメラが設置されていました。これらのカメラは、Congress Rentalsの技術者によって事前にプログラムされており、代表者がマイクボタンを押すとすぐにカメラが移動して焦点を合わせます。スピーカーはDICENTIS製のマイクを使用し、ユーザーインターフェースはそれぞれの国に対応するように数値でプログラムされていました。さらに、Congress Rentalの技術者はソフトウェアマッピング技術を用いて会場をサポートし、マイクの使用状況のモニタリング、リモートでのユーザー問題の修正、通訳のパフォーマンス確認などを行いました。

会議場のカーテンの後ろに17個の通訳ブースが設置され、参加者と傍聴者に同時通訳を提供しました。これらのシステムにより、各国首脳はマルチメディア会議用マイクに接続されたヘッドセットを介して通訳を聞き、ユニットに搭載されたLCDタッチスクリーンで選択した言語で通訳を聞くことができました。通訳された言語は、ビルマ語、インドネシア語、中国語、英語、ヒンディー語、日本語、クメール語、韓国語、ラオス語、ロシア語、タイ語、ベトナム語でした。サミット開催中、各国首脳の報告者も、12言語に対応可能なヘッドセットとレシーバーを介してサミットや会議の音声を聞くことができました。コングレスレンタル社は、これらの機器用のカスタマイズされたユーザーインストラクションカードも提供しました。